30歳からはじめFIRE(経済的自由)を目指す

経済的自由

平均的な年金額

今回は30歳で積立を始めて何歳でFIRE(経済的自由の達成)できるか、年金の繰り下げも計算に入れて見ていきたいと思います。

まず、年金(老齢年金)には個人事業主や主婦がもらう老齢基礎年金と、サラリーマンや公務員がもらう老齢厚生年金があります。

サラリーマンと公務員は 国民年金被保険者でもあるので、同時に老齢基礎年金ももらうことができます。

つまり、妻が専業主婦のサラリーマン夫婦の場合、夫は老齢基礎年金と老齢厚生年金をもらい、妻は老齢基礎年金をもらうことになります。

令和元年度の調査では、この夫婦2人の平均的な年金額は月額23万6,313円となっています。

年金の繰上げ受給と年金の繰り下げ

老齢基礎年金と老齢厚生年金には、年金の繰上げ受給と年金の繰り下げ受給という仕組みがあります。

老齢年金は通常65歳からもらうことになっていますが、年金の繰上げ受給は月単位で年金の受け取りを65歳前に早めることができます。

この場合、年金の月額は1ヶ月繰り上げるごとに0.5%少ない額が支給されることになり、最大の5年間つまり60歳での受け取りを選択すると年額で30%の減額となります。

一方、年金の繰り下げも月単位で年金を受け取る時期を遅らせることができます。

この場合、年金の月額は1ヶ月繰り下げるごとに0.7%多い額が支給されることになり、最大の5年間つまり70歳からの受け取りを選択すると年額で42%の増額となります。

さきほどの夫婦2人で月額23万6,313円の年金額が42%アップすると月額33万5,564円となります。

では年金を繰り下げた場合、何歳まで年金を受け取るとおトクなのでしょうか。

答えは下のグラフのとおり82歳が損益分岐点となります。

年金を繰り下げると、繰り下げた時点での増額率が生涯維持されるので、この夫婦のケースでは繰り下げない場合と比べて、95歳時点では1,560万円以上累積の受取額が多くなります。

自分の寿命はわかりませんが人生100年時代と言われているので、長生きする自信があれば 年金をもらうのを繰り下げた方がおトクになります。

年金を繰り下げて70歳から月額33万5,564円をもらうのであれば、生活コストをまかなった上でいくらかのゆとり費も確保することができます。

つまり現役時代に貯蓄した資産は70歳までにほぼ使ってしまっても、その後は年金だけでやりくりできます。



iDeCo とつみたてNISAによる積立額は?

では現役時代に iDeCo とつみたてNISA を使って積み立てていた場合を考えてみましょう。

 iDeCoで毎月2万3千円を30歳から30年間積み立て、年率5%で運用した場合、60歳時点で積み立て資産額は約1,914万円になります。

画像元:楽天証券積立かんたんシミュレーション

次につみたてNISAで毎月3万3千円を30歳から20年間積み立て、年率5%で運用すると50歳時点で約1,356万円になります。

画像元:楽天証券積立かんたんシミュレーション

その後、追加投資なしでさらにこの資産を10年間、年率5%で運用すると、60歳時点では約2,209万円となります。

つまり、 iDeCoとつみたてNISAの積立運用額の合計額は、60歳時点で約4,124万円となり、税引き後でも約3,900万円となります。

ここで毎月の生活コストが30万円とすると年間の生活コストは360万円となり、60歳から70歳までの10年間の生活費のトータルは3,600万円です。

積み立てた3,900万円から10年間の生活コストを取り崩しても、さらに予備費として約300万円が手元に残ることになります。

60歳でFIRE達成です

もしそれ以上の予備費が必要ならば、毎月の積立額を増額することで、予備費を多めに準備することもできます。

60歳でFIREは遅すぎる!

もっと早くFIREしたい場合、毎月の積立額を増やすことで実現できます。

追加で毎月2万5千円を30年間積み立て、年率5%で運用すると、税引き後の資産額は約1,841万円となります。

先ほどの iDeCoとつみたてNISAの積立額に加算すると合計で約5,741万円となります。

ここで年間の生活コストを360万円とするならば、追加運用分は生活コスト5年分に相当するので、55歳でFIRE達成です。

サイドFIREでは

では完全に仕事をしないのではなく、少しのアルバイトで生活費を補填するサイドFIREではどうでしょうか。

予備費300万円を残すことにして、65歳まではアルバイトで収入を得ることにして、65歳からは完全に引退するとして考えてみます。

毎月5万円のアルバイト収入があれば、年間の資産取り崩し額が360万円から300万円に減少するので、53歳でサイドFIREできます。

毎月10万円のアルバイト収入があれば、年間の資産取り崩し額が240万円に減少するので、50歳でサイドFIREすることができます。

今ではサラリーマンも65歳まで働くことが普通の世の中になりましたので、この2つのサイドFIREのプランは受け入れやすいのではないでしょうか。

今回は年金の繰り下げを計算に入れて、現役時代に積み立てた資産を70歳までに生活コストに使っていくパターンを見てきました。

いずれにしても、早くから積立を開始して運用することで、FIREやサイドFIREの道が開けます。

早く行動を始めて、早く自由を手に入れましょう。

まとめ
・年金を5年繰り下げると年間で42%の増額。
・モデルケースだと損益分岐点は82歳。
・iDeCoとつみたてNISAを併用すれば60歳でFIRE達成。
・アルバイト収入があれば、50歳でサイドFIREを達成できる。

今日は良い一日です。 ありがとうございます。



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