お金を貯めるだけの人生で良いのか~「DIE WITH ZERO」を読んで

書評

お金を貯めるだけではない価値観

FIREを目指していると、資産を大きくすることに集中しがちです。

今回「DIE WITH ZERO」を読んで違った観点から、FIREと資産形成について考えることができました 。

同書の内容のうち、

・若い頃の思い出や経験は価値がある

・お金の価値は年齢とともに下がっていく

・タイムバケットで後悔しない人生を作る

について見ていきます。

若い頃の思い出や経験は価値がある

同書には、20代で借金と休職をしてヨーロッパへのバックパック旅行をした友人と、30歳でヨーロッパ旅行へ行った著者を比べる話が出てきます。

そして著者は自分も20代で友人と一緒にヨーロッパ旅行へ行っておくべきだったと後悔しています。

たった数年の違いかもしれませんが、若い20代で出来る経験と、少し社会経験を積んだ30代での経験とでは価値が大きく違ってくると著者は述べています。

なぜなら「人生の最後に残るのは思い出だ」というのが筆者の考えだからです。

人は誰でも、常に思い出を通して人生の出来事を再体験できます。

若い時の経験は、その後の人生で何度も何度も繰り返し思い出して再体験できます。

しかし、人生の後半での経験では、思い出して再体験することが少なくなってしまいます。

私自身も20代に7回ほど海外旅行に行きました。

パッケージツアーでは面白くないので、自分の行きたい所へ行き、泊まりたい所に泊まる旅行がメインでした。

インターネットがまだ普及していない時代だったので、ガイドブック1冊だけを持って行き、現地の人々とあれこれやり取りした経験は、50代の今までに何度も思い返すことがありました。

言われてみればなるほどそのとおり、若い頃の経験というのは何度も楽しめます。



お金の価値は年齢とともに下がっていく

貯蓄や投資を続けていれば年齢と共に資産は大きくなっていきます。

しかし反対に、年齢を重ねることに気力や体力はゆっくりと確実に落ちてきます。

十分なお金が出来て、いざ行きたかった所へ行こうと思っても、気力や体力が落ちていると若い頃のように楽しめなかったり、あるいは断念する経験もありえます。

20代で使える1000万円と、50代で使える1000万円とを比べれば、前者の方が圧倒的に価値が高いと言えます。

つまり、お金の価値は年齢とともに下がっていくのです。

誤解のないように言っておきますが、著者はお金を貯めることが悪いと言っているのではなく、必要以上に貯めこむことや金を使うタイミングが遅すぎることが問題だと言っているのです。

タイムバケットで後悔しない人生を作る

タイムバケットとは、時間的な枠組みの中で、自分が残りの人生でやりたいことを明らかにして今何をすべきかを考えるツールです。 

現在からスタートして、5年または10年の間隔でタイムバケット(時間のバケツ)を作り、自分がやりたいことをそれに入れていくのです。

そうすれば、直近の10年にやっておかなければならないことと、先延ばしにして良いことを区別することができます。

ですから後になって、「あの時やっておけばよかった」と後悔することを少なくすることができます。

例えば、子供と遊ぶ時間を多く作るとか、親を旅行に連れて行くということを10年先延ばしにすると、もうできなくなっている可能性が高いのです。

後悔しない人生のために、自分自身のタイムバケットを作ってみる必要がありそうです。

まとめ

FIREを目指しているとついつい収入アップや節約に力を注いでしまい、今のうちにやっておくべきことを忘れがちです。

「FIREしたけど後悔も残った」という人生にならないように、同書の考え方も取り入れていきたいと思います。

今日も良い一日です。ありがとうございます。

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