設定からわずか2年3ヵ月で達成
三菱UFJ国際投信が運用するeMAXIS Slim全世界株式ファンドの純資産総額が、2021年2月5日に1004.83億円になりました。
2018年10月31日の設定以来、2年3ヶ月ほどで 純資産総額が1000億円に到達しました。

このファンドは多くの経験豊富な投信ブロガーから高評価を得ており、投信ブロガーが選ぶ Fund of the Yearでも第1位を2年連続で受賞しています。
Fund of the YearのHPでは、このファンドに投票した投信ブロガーのコメントを見ることができます。
それでは、このコメントからわかるeMAXIS Slim 全世界株式ファンドが評価される5つのポイントについて見ていきましょう。
評価されるポイント1. 手軽さ
このファンド一本で全世界の株式に投資することが簡単にできます。
そして、MSCI ACWI指数に連動するので、日本株、先進国株、新興国株などそれぞれの分配比率を自動で調整してくれます。
つまり株式クラスのリバランスが一切不要なのです。
投資が趣味という方の中には、株式クラスのリバランスを自分ですることが楽しいという方もいますが、そうでない方には株式クラスのリバランスは面倒です。
投資に時間をかけたくない方には最適解ということで評価されています。
評価されるポイント2. コストの安さ
「業界最低水準の信託報酬を目指す」というコンセプトをもとにスタートしたファンドなので、設定時の信託報酬がそもそも低い水準でした。
そのうえ、純資産総額の増加に伴い信託報酬を下げていく受益者還元のコスト体系を備えています。
これにより、2020年10月に純資産総額が500億円を超えたため、500億円以上の部分に対して信託報酬が0.1035%に引き下げられたばかりです。
今回、純資産総額が1000億円を超えたため、1000億円以上の部分に対しては信託報酬が0.103%に下がることになります。
コストに敏感な投信ブロガーの評価が高いのもうなずけます。
評価されるポイント3. 指数との乖離率が小さい
eMAXIS Slim全世界株式ファンドは MSCI ACWI指数に連動することを目指して運用されています。
この指数の動きとほぼ同じになるように運用することが、ファンドの優秀さを示すひとつの指標となります。
いいかえれば、運用リターンがプラスになってもマイナスになっても、指数から離れないことがインデックスファンドには特に重要な要素なのです。
このファンドの月次レポートを継続的に見ていると、指数との乖離率が小さいことがわかります。
ややマニアックなところですが、投信ブロガーの方はよく見ているのです。
評価されるポイント4. つみたてNISAやiDeCo に対応
米国のバンガード社が運用する優良 ETF VT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)は、つみたて NISAや iDeCoに対応していませんがこのファンドは対応しています。
「全世界株式投資と言えばVTぐらいしかしかなかった」という経験の長い投信ブロガーの方たちが、節税対策を含めた乗り換え先としてこのファンドを評価しています。
評価されるポイント5. 投資家との情報共有の姿勢
運用会社である三菱UFJ国際投信は、年に数回投信ブロガーの方とミーティングを開催しています。
ミーティングで積極的に投資家と意見交換を行うという、今までになかった投資家重視の姿勢が投信ブロガーの方々から評価されています。
結論
このようにeMAXIS Slim全世界株式ファンドは顧客重視で「安い」「うまい」「早い」を兼ね備えたファンドなのです。
だからこそ、多くの投資家から支持され、設定からわずか2年3ヶ月ほどで純資産総額が1000億円に到達することができたと言えるでしょう。
今後も、これらの長所を維持しつつ運用を続けていけば、屈指の純資産総額を誇るファンドに成長していくでしょう。
・評価されるポイント1. 手軽さ
・評価されるポイント2. コストの安さ
・評価されるポイント3. 指数との乖離率が小さい
・評価されるポイント4. つみたてNISAやiDeCo に対応
・評価されるポイント5. 投資家との情報共有の姿勢
今日も良い一日です。ありがとうございます。
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