節約に対する反応
FIREを目指していない人に節約の話をすると、だいたい2つの反応に分かれます。
反応1 「他にも節約の方法がありますか? 教えてください。」
反応2 「そんな節約ばかりの人生楽しいんですか?」
反応1の場合、他の節約法を教えると、相手からも節約法の話が聞けたりすることがあり、情報交換もできて有意義です。
反応2の場合、「もっと人生は楽しむべきだ」、「人生を楽しむ前に死んだらどうするの?」とよく言われます。
こういう方達は「消費することが楽しい」、「消費するために働いている」と言う価値観だったりするので、FIREを目指す私の価値観とはどこまで行っても合いません。
ですから、「そういう考え方もあるんだなぁ」と言う気持ちで受け止めています。
不幸になる節約
たしかに人生が不幸になる節約もあります。
以下に詳しく見ていきます。
1 食費の悪い節約法
食費を削減するために、インスタント食品やジャンクフードを食べる回数を増やしてしまうことです。
インスタント食品には様々な食品添加物が使われていますし、ジャンクフードは安くお腹を満たすために、栄養価のバランスを欠いた高カロリーな食品が多くなっています。
たまに食べるぐらいならば良いとしても、インスタント食品やジャンクフードを食べ続けると健康を害する可能性が高くなります。
いったん健康を害すると、もとの健康な体を取り戻せなかったり、取り戻すまでに長い時間と医療費を費やすことになります。
とてもFIREどころではありません。
もちろん、有機栽培の野菜しか使わないような食事を求めるわけではありません。
1週間の献立を考えて買い物したり、料理の作り置きをすることで、栄養のバランスを崩さない食費の節約をしたほうが良いのではないでしょうか。
2 人間関係を悪化させる節約
人間関係を悪化させる節約は、後々自分にツケが帰ってきて、人生が不幸になります。
あてはまる人は少ないと思いますが、例えば、いつも人におごらせたり、支払いうべきものを支払わないようなことは避けるべきです。
こういうことを繰り返していると、「信頼」や「信用」というお金で買えないものを失ってしまいます。
また信頼や信用がない人には、良い話も回ってきません。
目先の支出を節約しても、長期的には人生が不幸になる節約です。
次にお金がかかるからと、人との交流を避けることも不幸になる節約です。
もともと人と交流することが苦手と言う人は別ですが、ただ節約のために人との交流を避けることは長期的には不幸になる節約と言えます。
人と交流することで、予想外に楽しい時間を過ごせたり、人生の気づきを得たりすることもあります。
たしかにコロナ前は、レストランや居酒屋で集まるということが普通でしたので支出を伴いました。
しかし今はコロナ禍のため、スマホやパソコンがあればオンラインで集まることが簡単になり、支出も限られています。
また1~2人と会うのであれば、マスクをして公園などで短時間会うという方法もあります。
お金をかけないで人と交流することに抵抗がなくなってきているのではないでしょうか。
もちろん、義理で参加する会社のオンライン飲み会などは時間の無駄であることも多いので、そこは賢い選択をすべきでしょう。
3 人生の経験や人的資本を乏しくする節約
FIREを早期に達成し、その後に様々な経験をすると言う考え方を選択することも間違いではありません。
しかし、気力・体力が充実している20~30代でした方が良い経験もあります。
海外旅行、恋愛(結婚)、資格の取得などは若い頃にした方が良いのではないかと考えます。
20代で行った海外一人旅の思い出は、その後の人生に大きな影響を与えてくれます。
40~50代になってからの婚活は大変だと聞きます。
資格の取得についても、歳をとるほど覚えることが難しくなったり、目が疲れて勉強に集中できなくなったりします。
人生の先を見通して、経験と節約とのバランスを考えないと、後悔することになるかもしれません。
今では、お金をそれほどかけないでも解決できる方法がいろいろとあるので、試してみても良いのではないでしょうか。
まとめ
何でも度を超すのは良くありません。
自分に最適なバランスを保ちながらの節約を考えましょう。
今日も良い一日です。ありがとうございます。
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