Fuck You Moneyとは
Fuck You Moneyという言葉をご存知ですか?
仕事をしていて気に入らないことがあった時に、上司に「Fuck You(このくそったれ)!」と言って会社を辞めても困らないだけのお金の事です。
もちろん仕事をしていれば、多少気に入らないことはほぼ毎日あります。
その時に「このくそったれ!」と上司に言えば、自分から会社を辞めなくても、懲戒処分という理由をつけて退職に追い込まれることもあるでしょう。
ですから実際、「このくそったれ!」と言うのは、上司から違法なことや倫理上問題のある業務命令を受けた場合なのでしょう。
しかしほとんどのサラリーマンの方はそんなことはできません。
それは会社からの給料によって生活を成り立たせているからです。
言いかえれば、自分の生活を会社に人質としてとられているのです。
ですから、本来ならば反論したり、拒否したりするべき業務命令にも、しぶしぶ従わざるをえません。
実際サラリーマンの中には、その積み重ねが大きな心のストレスとなって、「うつ」などの病気を発症したりする方がいるのです。
お金があれば
ではもし会社を辞めても、当面あるいは生涯お金に困らなかったとしたらどうでしょう?
お金に困らないのであれば、心のゆとりが生まれ、多少のことならば腹が立たなくなります。
また違法な、あるいは倫理上問題のある業務命令を上司から受けた時には、ドクター X の大門未知子のように、毅然とした態度で「いたしません!」と言うことができます。
それでもなお、上司が強要して来れば「このくそったれ!」と言うことができるのです。
職業人として筋を通して生きていくためだけではなく、自分の心が壊れてしまわないためにも、全てのサラリーマンにFuck You Moneyは必要なものだと私は思います。
ではいくら必要か
ではいくら準備しておけば良いのでしょうか。
これはその人によるとしか言えません。
必要額は、
①必要とする年間の生活コストはいくらなのか
②他に収入源があるのか
③次の仕事を見つけることができるのか
によって変わります。
①年間の生活コストが安いほど、②他の収入源からの収入が多いほど、③年齢が若くて転職できる技能やスキルを持っているほど、少額で良いことになります。
私個人としては、年間生活コストの1~3年分あればFuck You Moneyしては十分だと考えます。
Financial Independence(経済的自立)を目指して資産形成をしている方ならば、すでにそれくらいは貯まっているのではないでしょうか。
まとめ
FIREして自由に生きることが最終的な目標であれば、その過程で会社を辞めてもすぐ生活に困らない資産を築いておくことができます。
自分らしく生きていくためには、ある程度の経済的裏付けを整えておくことが必要なのだとあらためて思います。
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