相場のサイクルとインデックス投資家

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相場の変動と投資家

最近の株式相場はとても堅調です。

ほとんどのインデックス投資家の投資資金が、含み益になっているのではないでしょうか。

バンガードの優良ETFであるVTは2016年2月11日の終値である50.81ドルから2021年2月3日の終値である95.40ドルまで1.9倍ほど値上がりしました。

また、eMAXIS Slim全世界株式は2018年10月31日に設定されて以来1.3倍強まで値上がりしました。

たしかに、2018年末と2020年の初めには調整局面がありました。

しかし、これらの調整局面が回復基調に戻るのに、比較的短い期間で済んだので、経験の浅い投資家はリーマンショック時のような長期の下落を経験していません。

それゆえ、経験の浅い投資家は最近の堅調な上昇相場に慣れてしまい、投資資金の投入を急ぎ、リスクを取りがちになってしまいます。

しかし、いったん株式相場が急落すれば、下落相場に慣れていないため恐怖心の方が強くなってしまいます。

なかには、夜も眠れぬ不安な毎日を過ごす方も出てくるかもしれません。

たしかに、インデックス投資で大きな資産を形成するには、ある程度の資産規模が必要です。

だからといって積み立てのベースを急いでしまうと、思わぬところで足を取られるかもしれません。

今現在は含み益がプラスになっている方が多いと思いますが、同じ金額だけマイナスになっても耐えられるかどうかを考えてみてください。

画像元::yahoo Finance
画像元:三菱UFJ国際投信

熟練投資家のことば

何度も上昇相場や下落相場をくぐりぬけてきた熟練投資家のことばは、経験の浅い投資家にとって参考になるだけでなく、経験豊かな投資家の心にも響きます。

オークツリー・キャピタル・マネジメント会長のハワード・マークス氏は著書で以下のように述べています。

市場の動きは振り子の振動によく似ている。

一端に近づけば、遅かれ早かれ、中心点に向かってまた動きが反転することは避けられない。

これを忘れて、全てが順調で価格が高騰している時、投資家は慎重さを忘れたり、買いに殺到する。

その後市場が混乱に陥ると、資産はバーゲン品となり、投資家はリスクを取る意欲を完全に失って売りに殺到する。

この繰り返しが永遠に続くのだ。

「投資で一番大切な20の教え」 日本経済新聞出版社

市場が堅調な時は慎重に、軟調な時は大胆に行動しなければ株式投資から大きなリターンは得られない、ということをよく肝に銘じておかなければなりません。

そもそもインデックス運用は、年数パーセントのリターンで、長い時間をかけて大きな資産を形成していくものです。

また、機関投資家と違って個人投資家は投資する割合も自由です。

何もしないという選択肢も取ることができます。

自分以外はパフォーマンスにケチをつける人もいないのです。

もし含み益や含み損が常に気になるのならば、ハワード・マークス氏が言うように振り子の振動を思い浮かべてみてください。

インデックス投資家は投資した金額を忘れているくらいがちょうど良いのです。

まとめ
・経験の浅い投資家は堅調な上昇相場に慣れてリスクを取りがち。
・市場が堅調な時は慎重に、軟調な時は大胆に行動しなければ株式投資から大きなリターンは得られない。
・インデックス投資家は投資した金額を忘れているくらいがちょうど良い。

今日も良い一日です。ありがとうございます。



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