3本の優良インデックスファンドが大台に到達
2021年6月25日に、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの純資産総額が3,000億円に到達しました。
次いで6月30日には、楽天・全米株式インデックスファンドの純資産総額も3,000億円に到達しました。
そして7月2日にはeMAXIS Slim米国株式インデックスファンドの純資産総額が5,000億円に到達しました。



純資産総額増加のペース
ではそれぞれのファンドの純資産総額増加のペースを見てみましょう。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、2013年12月10日に設定されてから7年6ヶ月と16日で3,000億円に到達しました。
また楽天・全米株式インデックスファンドは、2017年9月29日に設定されてから3年9ヶ月と2日で3,000億円に到達しました。
さらにeMAXIS Slim米国株式インデックスファンドは、2018年7月3日に設定されてから、ちょうど3年で5,000億円に到達しました。
特筆すべきはeMAXIS Slim米国株式インデックスファンドの純資産総額の増加のペースです。
1,000億円から2,000億円になるには5ヶ月と29日
2,000億円から3,000億円になるには3ヶ月と12日
3,000億円から4,000億円になるには2ヶ月と3日
4,000億円から5,000億円になるには1ヶ月と23日
と1,000億円ずつ増加するケースがどんどん早まっています。
もし株式市場の暴落がなければ、今後4ヶ月程度で純資産総額1兆円の達成も視野に入ってきました。
たしかに米国の優良ETFなどに比べると、これらのインデックスファンドはまだまだ小粒です。
しかし日本でも、確実に預金から投資への流れが大きくなっていると感じます。
特に20~30代の世代は、投資に対しての心理的抵抗が小さく、投資にチャレンジする方が増加しているようです。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの功績
昨今の優良インデックスファンドの資金流入について、私は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの功績が大きいと思っています。
信託報酬で稼ぐ業界の悪しき風習を破り、「純資産の増加とともに信託報酬を下げる」という現在の流れの先鞭をつけたからこそ、その後の低信託報酬のインデックスファンドの設定につながったのです。
もし<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドが信託報酬を下げて(0.390%→0.093%へ76%引き下げ)いなかったら、現在の信託報酬引き下げ競争はなかったと思います。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドのおかげで、私たち個人投資家は優良な低信託報酬インデックスファンドの恩恵を受けつつ、個人の資産額を増やし続けることができています。
ニッセイ アセットマネジメントさんに感謝します。
まとめ
今後もインデックスファンド間の健全な競争が続き、1,946兆円の個人金融資産の多くが投資信託に流入し、その結果として多くの方がその果実を得られる「良い循環」になることを切に願います。
(日本銀行 2021年第1四半期の資金循環 https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf )
今日も良い一日です。ありがとうございます。
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