55歳男性の失敗談
現代ビジネスのネット記事でインデックスファンドに500万円を投資した55歳男性の失敗が掲載されていました。
同記事で著者のFPは失敗の理由として
1 使う予定のあるお金で投資した
2 相場が下がり続ける時の恐怖や、値下がりすることの痛みを甘く見ていた
3 投資しているもののリスクについて理解できていなかった
の3つを指摘しています。
ひとつずつ見ていきます。
3つの失敗の理由
1 使う予定のあるお金で投資した
この男性は最初の10万円の儲けに気を良くして、妻との約束であるリフォーム資金500万円にも手をつけてしまいました。
使う時期が間近に迫っている資金を投資することは、投資でやってはいけないことナンバーワンです。
このことから、この方は株式インデックス投資が長期投資であることの理解が欠けていたことがうかがえます。
また初期の投資で得た10万円もパァーッと使ってしまうなど、複利効果の理解も欠けていたようです。
2 相場が下がり続けるときの恐怖や、値下がりすることの痛みを甘く見ていた
私自身はインターネットバブルやリーマンショックのような下落相場で、どのような心理状態になるのかを身をもって体験してきました。
その経験から言えるのは、書籍やネットの情報で株式相場が下落することは知っていても、実際に体験してみないとその恐怖感はなかなか理解できないということです。
しかしそう言っても始まりません。
投資初心者が下落相場に耐えるためには、やはり積み立て分散投資を実践することです。
積み立て投資で少しずつ資金をリスクにさらすことにより、万一下落相場に直面し撤退することになっても、初心者のうちの傷を浅くすることができます。
3 投資しているもののリスクについて理解できていなかった
自分の投資対象には、どれぐらいのリスクとリターンがあるのかを知らずに投資するのは危険です。
投資の名著と言われるインデックス投資の名著と言われる書籍を読めば、リスクとリターンを知ることは難しくありません。
まとめ
結局、この方はネットだけで投資の情報を集めていたため、偏った知識しか持っていなかったのではないでしょうか。
よく調べればインデックス投資の名著はあちこちで紹介されています。
ネットの情報だけではなく、長く生き残ってきた先人の知恵もぜひ学びつつ投資を続けたいものですね。
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