人的資本って何ですか?
人的資本という言葉をご存知でしょうか。
転職や年収アップを考えているのならば、自分の人的資本を大きくすることを考えなければいけません。
人的資本とは、将来の稼ぎ(将来受け取るであろう収入)を割り引き、現在価値にして合計したものです。
ここで、将来の稼ぎを割り引くとはどういうことでしょうか。
例えば、今もらう100万円は100万円の価値があります。
しかし物価の上昇などで、5年後にもらうはずの100万円は今の95万円の価値しかないと考えられます。
同じように、20年後にもらう予定の100万円は今の82万円の価値しかないと考えます。
つまり、20年間100万円の収入があるとしても、現在の価値に割り引けば、
20年×100万円=2000万円ではなく1900万円ほどになるということです。
人的資本の性質
人的資本には以下のような性質があります。
2. 将来予想される収入が同じでも収入が安定している方が人的資本が高い。
3. (特に若い頃の)教育によって人的資本が向上する傾向にある。
4. 健康への投資によって働ける期間や労働に耐えうる力が大きくなり人的資本は向上する。
これらの中で、転職や収入アップのために自分の人的資本を大きくするには、教育による人的資本の向上、いいかえれば自己投資に取り組むことが必要です。
「自己投資と言っても何をしたらいいのかわからない」という方に、いくつか自己投資の方法をご紹介します。
自己投資の方法
資格を取る
自己投資と聞いて多くの方の頭に浮かぶのは、資格を取って人的資本を大きくすることではではないでしょうか。
メリット
・一定の知識・技能があることを証明できます。
国家資格なら独占業務ができるものもあります(税理士、司法書士、社労士など)。
・勤務先で資格手当が払われる場合があります
・知識武装して自分の身を守ることができます。
デメリット
・資格を取得しただけでは稼げないことも多いのが事実です。
本当に必要な資格でない場合は時間もお金も無駄にしてしまうことになります。
経済的自由を目指すならば、収入を増やせる資格なのかどうかをよく見極める必要があります。
読書をする
メリット
・他の人が時間をかけて身につけた知識を手軽に知ることができます。
・安価です。
書籍代は高くても概ね数千円程度です。
お金をかけたくなければ、図書館を利用することで、かなりの数の良書を無料で読むことができます。
デメリット
・全ての本が自分にとって有用というわけではありません。
読む価値のない本は時間の無駄になってしまいます。
最初はブログなどのレビューで目星をつけた本を読んでみましょう。
途中で自分には合わないと思えば、読むのをやめれば良いのです。
経験する
日頃行かない場所に行ったり、話さない人と話すことで新たな経験をすることができます。
メリット
・情報収集力、判断力、コミュニケーション力を鍛えることができます。
例えば一人旅で海外に行けば、誰にも頼れない状況になります。
そういう状況に自分を置くことによって、情報収集力、判断力、コミュニケーション力を鍛えることができます。
デメリット
・その経験から何を得られるのかをよく考えないと、時間の浪費で終わってしまう。
英語力を高める
現在でも世界の共通語は英語です。
メリット
・多くの情報が世界共通語の英語で書かれているので、インターネットで調べ物をする場合にも、英語のページが読めれば収集できる情報量が圧倒的に増えます。
・今後ますます重要になる外国人とのコミュニケーションが円滑になります。
確かに Google 翻訳などが進化していますが、英語力が高ければ外国人とのコミュニケーションも気軽にできます。
デメリット
・時間とお金がそれなりに必要です。
まとめ
経済的自由を目指すならば、支出の最適化も大事ですが、自己投資も同じくらい大事です。
取り組めそうなことから始めてみてはいかがでしょうか。
自己投資で人的資本を大きくし、転職や年収アップで資産形成を加速させて、経済的自由を達成しましょう。
今日も良い一日です。ありがとうございます。
コメント