教育費軽減の4つの方法
前回、教育費というものがかなりの額になることをご紹介しました。
そこで、4点ほど教育費軽減のためにできることを提案してみました。
今回は習い事にかかる費用について考えてみます。
1.まわりに流されずに、本当に必要な習い事のみに通わせる
ミキハウス子育て総研の調査によると、子供が通っている習い事は、
「スイミング(35.4%)」
「英語・英会話(18.6%)」
「ピアノ(17.2%)」
「体育・体操(11.6%)」
「くもん(10.2%)」
となっています。

(ミキハウス子育て総研 Weekly ゴーゴーリサーチ(第895回分析結果) https://www.happy-note.com/research/10895.html )
うちの子供も短期間ですが1位のスイミングと3位のピアノを習いました。
それでは、1位から3位の習い事はそれぞれいくらかかるか詳しく見てみましょう。
スイミング

スイミングの費用はイトマンスイミングスクールの例だと入学金5,500円、進級教材費2,500円(ジュニア)、月謝 週1回 8,250円/週2回 10,450円、指定用品費(指定の水着、帽子、スクールバックなど)100円〜7,000円となっています。
週1回でも年間約10万円かかるので、10年通えば約100万円です。
たしかに水泳は、継続すれば体力づくりにもなります。
しかし、1年ほど通えば十分泳げるようにはなります。
うちの子供の友達たちの例でも、幼児期から通っていてやめるタイミングが分からず、ズルズルと続けている場合が多かったです。
個人的にはクロールで25m泳げたあたりで十分だと考えます。
また、スイミングの費用を安く上げるワザとして、公営の教室に通う方法があります。
市町村によっては公営プールで水泳教室を安価で提供しているところもあります。
一度お住いの市町村の広報誌などで調べてみてはいかがでしょうか。
英会話

英会話の費用はイーオンの例だと入会金2~3万円、月謝は週2回で約1万6千~1万9千円となっています。
年間20万円前後はかかります。
個人的には、教室に行かなくても、最近は様々な安価で優れた教材があるので、それで十分だと思います。
大人の英会話でも同じことですが、週2回だけで英会話の能力を高めるのは難しいです。
どうしても外国人と話をさせたいという場合には、「DMM英会話」というオンライン英会話もあります。(DMM英会話 https://eikaiwa.dmm.com/kids/ )
これまで、親の満足のために英会話を習わせているような家庭を多く見てきました。
英語は学び方を間違えなければ、中学生からでも十分です。
英語の学力の向上をメインに考えるのならば、個人的には「くもん」の方が良いと思います。
(公文式 https://www.kumon.ne.jp/ )
ピアノ

個人教室か大手教室かにもよりますが、入会金と月謝はそれぞれ5千円~1万円、教材費が半年に1回5千円ほどです。
年間で7~13万円くらいかかります。
うちの子供も、「ピアノが弾けたらいいだろうな」、という親の希望から習わせましたが、途中で本人のやる気がなくなりやめています。
私自身も含めて兄弟3人ピアノを習いましたが、かけたコストに見合っているとは思えません。
どうしても1回習わせてみたという場合、「coconala」(ココナラ)でピアノレッスンを受けてみる方法もあります。
もちろん子供の習い事は、コストと効果だけでは割り切れないのかもしれません。
しかし、親の安心や世間体のために不要な習い事をさせるのは、家計的に得策ではありません。
将来、子供が本当に必要とする時のために、そのお金を貯蓄しておくべきだと思います。
2.私立の学校に通うことを避けるか、私立に通う期間を短くする
うちの子供の友達にも、私立中学受験を数名いましたが、いずれもかなり高収入の家庭でした。
私立中学の受験は特殊なので、その対策として高額な塾代が、早ければ小学4年生から受験までの3年間かかります。
私立中学に入学後も、授業料に加えて、施設維持費、寄付金、海外への修学旅行費など多額の費用が必要となります。
コストパフォーマンスで考えれば、公立中高一貫校も検討する余地があると思います。
学校にもよりますが、公立中高一貫校では地元の公立中学校では学べない内容が学べたり、難関大学入学を視野に入れているカリキュラムを提供しています。
入試に代わる適性検査対策のために、1年ほど塾に行く必要はあるかもしれませんが、私立に行くよりはトータルの費用を抑えられます。
また、住んでいる地域の公立中学校の状況が心配で、私立を検討しているならば、転居することも選択肢のひとつです。
うちも首都圏に住んでいるときに、ある塾の入塾の説明を聞きに行った時に、千代田区への転居を勧められました。
しかし、千代田区の物件の家賃がとても私の収入で払える額ではなかったので、あっさりあきらめました。
3.オンライン塾やYouTubeなどを活用し、塾代を減らす
現在ではリアルの塾に行かなくても、オンライン塾・予備校を利用することができます。
リアルの塾に比べて、月額の費用は安い上に内容が充実しています。
うちの子供も、小学生の時からリクルートが運営する「スタディサプリ」を使っています。
定額2,178円で受け放題なので、塾に行かなくても十分な内容の講義を見ることができます。
(スタディサプリ↓ ↓)
同じくオンライン塾・予備校で「N予備校」というものもありますので、お子さんが好きな方を選べば良いと思います。
(N予備校 https://www.nnn.ed.nico/ )
塾に行かないで、解らないところが出てきた場合はどうすれば良いのでしょうか?
そんな場合には、スマホ家庭教師の「manabo」というサービスがあります。
24時間いつでも質問を受け付けてくれるので、塾に行くより時間的拘束が無く便利です。
(manabo https://manabo.com/index.html )
いずれのサービスも、リアルの塾・予備校よりも安価です。
移動の時間や手間も省け、いつでも都合のいいときに授業を受けられるので、学習の管理さえできれば教育費を大きく軽減できます。
また、最近は様々な人が、YouTubeで無料の講義を配信しています。
それらも活用することが出来れば、さらに教育費を軽減できます。
ただし、YouTubeの動画の場合は親が良く管理していないと、子供が他の動画を見て時間を使ってしまう可能性がありますのでご注意ください。
4.児童手当は専門学校、短大、大学など最終学歴となる費用のために貯蓄しておく
所得によりますが、児童手当は総額約200万円にもなります。
3か月に一度、まとめて振り込まれるので、子供が多い家庭ではボーナスと勘違いして、生活費に使ってしまう場合があります。
また、児童手当があるからと、習い事の費用にしている家庭もあります。
しかし、子供が成長するにつれて、教育費の負担が大きくなることを考えておかなければなりません。
専門学校、短大、大学など最終学歴となる費用のかなりの部分を、児童手当でまかなうことが出来れば、教育費の大きく軽減できます。
我が家では、児童手当は全額貯蓄し、その一部は長年投資信託で積み立て運用していました。
若干ですが、値上がり益の分プラスになっています。
ただし、教育資金を運用する場合、支出する時期があらかじめわかっています。
必要時に株式相場が暴落していると、泣く泣くマイナスで売却しなければなりません。
ですから、運用している商品は余裕をもって売却し、その後は預貯金などの安定資産に戻しておく必要があります。
今回は教育費を減らす方法についてご紹介してきました。
少しでも参考になれば幸いです。
・公立中高一貫校も検討してみては。
・オンライン塾・予備校やYouTubeを活用する。
・専門学校、短大、大学など最終学歴となる費用のかなりの部分を児童手当でまかなうことが出来れば、教育費の軽減に大きく役立つ。
今日も良い一日です。ありがとうございます。
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