投資してお金持ちになる人 VS ならない人

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投資する世帯は増えているのか?

コロナ禍でダメージを受けた多くの企業の業績が回復に向かうなか、株式相場の好調が続いています。

この機会に投資にチャレンジする方は、はたして増加しているのでしょうか。

今回は金融広報中央委員会による「家計の金融行動に関する世帯調査(二人以上世帯)」(2019年、2020年)をもとに、日本人の投資行動について見ていきましょう。

(「家計の金融行動に関する世帯調査(二人以上世帯)」 金融広報中央委員会 https://www.shiruporuto.jp/public/data/movie/yoron/futari/ )

リスク商品への投資に対する意欲

2020年の調査から、金融資産を保有しない世帯を含む、全世帯のリスク商品への投資意欲を見てみましょう。

リスク商品積極投資派(元本割れを起こす可能性が高いが、収益性が高いと見込まれる金融商品も積極的を保有しようと思うと回答した世帯)は20~40代は8%前後がメインで、50代にいたっては3.2%にとどまっています。

リスク商品一部投資派(元本割れがある収益性の高い金融商品を、一部は保有しようと思うと回答した世帯)は、

30代が一番多く40.3%

40代が35.5%

50代は27.8%

20代は20%

となっています。

そしてリスク商品回避派(元本割れがある収益性の高い金融商品を保有しようと思わないと回答した世帯)では、

20代が最も多く72.0%

ついで50代が68.3%

40代が55.2%

30代が50.2%

となっており、まだ多くの世帯がリスク商品回避派であることが分かります。

「家計の金融行動に関する世帯調査(二人以上世帯)」をもとに作成

株式・投資信託を保有する世帯は増加

この調査によれば、金融資産を保有する世帯においては、2019年と比べて2020年では、株式・投資信託を保有する世帯が各世代で増加しています。

特に若い世代で顕著な結果となっています。

20代では27.1%→40.0%で12.9%の増加

30代では28.3%→52.0%で23.7%の増加

40代では27.8%→39.1%で11.3%の増加

50代では35.3%→44.8%で9.5%の増加

となり、20~50代の中では30代が一番増加率が高くなっています。

50代は株式・投資信託の保有世帯の割合が一番多いのですが、すでに投資経験者が多く、新たに始める世帯は各世代の中では一番少なくなっています。

「家計の金融行動に関する世帯調査(二人以上世帯)」をもとに作成



元本割れの経験が少ない

この調査は元本割れの経験の有無についても調べています。

元本割れの経験がないと回答したのは、

20代では84%

30代では71%

40代では63.4%

50代では61.8%

となっています。

リーマンショック以降、10年以上株式相場が上昇傾向であったことから、若い20代は元本割れの経験が少ないのはもちろん、50代でも6割以上が元本割れの経験をしていません。

「家計の金融行動に関する世帯調査(二人以上世帯)」をもとに作成

まとめ

これらの調査結果からわかることは、全体として見れば、まだまだ日本人のリスク商品への抵抗は大きいということです。

しかし金融資産を保有する世帯に限定してみると、若い世代の株式・投資信託への投資意欲が高まっていることがわかります。

ひとつ心配なのは、投資をしていても、好調な株式相場しか知らない世帯が多いということです。

株式に投資していれば、いずれ暴落を経験することになります。

その時に株式相場にとどまることができるのかどうか、投資家の胆力が試されます。

とは言え、歴史的に見ても株式のリターンは高いことから、金融資産を持つ世帯はますますその資産額を増やし、金融資産を持たない世帯との差を大きく広げていくことが予想されます。

今後は持つ者と持たざる者の二極化が、ますます進むのではないでしょうか。

今日も良い一日です。 ありがとうございます。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

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