SBI証券 新規2ファンドで楽天証券と対決

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米国株投資の新たな選択肢

SBI証券は、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドSBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドを6月29日に設定することを発表しました。

SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、米国バンガード社の人気ETFであるVTI(バンガード・トータルストック・マーケットETF)に投資するファンドです。

今回、SBI証券は信託報酬を年0.0938%(税込み)にまで下げてきました。

同じETFに投資するファンドとして、先行の楽天・全米株式インデックス・ファンドがあります。

しかし、こちらの信託報酬は年0.162%(税込み)であり、SBI・V・シリーズの方が42%も安くなっています

また、SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドは、バンガード社のETFであるVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)に投資するファンドです。

こちらも同じETFに投資する楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの信託報酬の年0.192%(税込み)より低く、年0.1238%(税込み)で設定してきました。

SBI・Vシリーズの方が35.5%も安くなっています。

「小数点以下が小さくて違いが良く分からない」と思う方がいるかもしれません

しかし1,000万円を運用すると、SBI・V・全米株式インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックス・ファンドとでは1年間で6,820円、20年間で13万6,400円のコストの差となってリターンに影響を与えます。

運用額が大きくなればなるほど、かつ運用期間が長くなればなるほど、小数点以下の差が大きな違いを生み出します。

全世界株式型ファンドの設定が待たれる

今回は設定されませんが、SBI・Vシリーズにおいても全世界株式型インデックス・ファンドの設定が待たれるところです。

楽天証券には全世界の株式で運用するVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF) に投資する、楽天・全世界株式インデックス・ファンドがあります。

しかし残念ながら、このファンドの信託報酬は年0.212%(税込み)となっており、競合ファンドより少し割高です。

もしSBI・Vシリーズが、米国株式インデックス・ファンド並みの信託報酬である年0.14%くらいで、VTに投資する全世界株式インデックス・ファンドを設定できるのであれば、現在最安のeMAXIS Slim全世界株式インデックス・ファンド(信託報酬 年0.1144%)からバンガードファンを取り込んで十分戦っていけると思います。



新規ファンドの実力は

新しく設定されたファンドには、当然ながら運用実績はありません

インデックス投資家は、ベンチマークとファンドの運用パフォーマンスの差である乖離率と運用コストもシビアに見ています。

どんなに信託報酬が安くても、ベンチマークとの乖離率と運用コストが大きければ、優れたファンドとは言えません。

しかしファンドの実力を見るには、設定から少なくとも1年以上の乖離率と運用コストの確認が必要です。

ですが、ひとつの参考材料はあります。

それはSBI・Vシリーズには先行して運用しているインデックス・ファンドの乖離率と運用コストです。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドはバンガード社の人気ETFであるVOO(バンガードS&P500)に投資するインデックス・ファンドです

信託報酬も年0.0938%(税込み)であり、前述のSBI・V・全米株式インデックス・ファンドと同じです。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは2019年9月26日に設定され、純資産総額は2120.26億円(2021年5月28日現在)にまで増えています

このファンドの設定来のベンチマークとの乖離率を見てみると-0.12%であり、運用コストも0.098%であるので十分優秀と言えます。

今回新規に設定される2つのファンドも、おそらく大差ない乖離率で運用されるのではないかと推測されます。

まとめ

今回、SBI証券は楽天・バンガード・シリーズにぶつける形で、新しい2つのファンドを設定してきました

もし今後、楽天・バンガード・シリーズが信託報酬を下げなければ、多くのバンガードファンは SBI・Vシリーズに流れていくのではないでしょうか。

楽天・バンガード・シリーズの努力に期待したいと思います

今日も良い一日です。ありがとうございます。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

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