知っていますか? 意外と手厚い保障~サラリーマンと社会保険

社会一般

サラリーマン以外では当たり前ではない社会保険の制度

サラリーマンだと当たり前だと思っているが、実はサラリーマン以外では当たり前ではない社会保険の制度があります。

社会保険制度をよく知らないでサラリーマンを辞めると、「そんな良い制度があるのを知らなかったよ!」ということになりかねません。

今回はサラリーマンが対象の社会保険の制度について見ていきましょう。

1.雇用保険

①失業手当

一番ありがたいのは失業手当(求職者給付の基本手当)だと思います。

会社を自分から辞めたり、不本意ながら辞めさせられたりした場合、再就職する意思があれば、会社でもらっていた賃金の50~60%が支給されるものです。

基本的には1日当たり賃金の90~150日分が支給されるのですが、倒産・解雇の場合は90~330日分が支給されます。

一般的な支給日数

画像元:ハローワーク インターネットサービス

倒産・解雇の場合の支給日数

画像元:ハローワーク インターネットサービス

②教育訓練給付金

聞いたことがある方も多いと思いますが、一般教育訓練の場合、資格スクールの受講料の20%(上限10万円)を支給してもらえます。

これはサラリーマンを辞めなくても、もらえる給付金です。

他にも看護師・保育士などの資格取得に使える専門実践訓練教育給付金や、税理士・宅建士などの資格取得に使える特定一般教育訓練給付金などがあります。

2. 労災保険

仕事中や通勤途中のケガや病気の治療費は、労災保険で補償してもらえます。

またこれらのケガや病気で会社を休まなければならない場合、1日につき賃金の80%が休業補償給付及び休業特別支給としてもらえます。

そして一定の障害が残った場合には、障害補償年金や障害補償一時金が支給されます。

さらに万一死亡してしまった場合、遺族に対して遺族補償年金・一時金が支給されます。

これらの労災保険から支給される障害補償年金・一時金や遺族補償年金・一時金には、さらに特別支給金・特別年金・特別一時金というものがあり、加算して支給されます。

国民年金や厚生年金にも障害年金や遺族年金がありますが、労災保険はこれらよりもかなり手厚い補償内容となっています。

なお、労災保険料は全額会社が負担しており、給料からは1円も引かれていません。

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3.健康保険

①健康保険料

健康保険の保険料は会社が半分してくれています。

協会けんぽではなく健康保険組合の場合、会社がもっと多く負担している場合もあります。

ではフリーランスが加入する国民健康保険料はいくらくらいなのでしょうか?

例として、大阪市に住む年収400万円で30代のフリーランス(妻と子供2人)の場合、国民健康保険料は年間40万1,823円で、1ヶ月あたり3万3,485円になります。

国民健康保険は全額自己負担です。

全額自分で支払うとなると、結構高く感じるのではないでしょうか。

②傷病手当金

サラリーマンが業務以外のケガや病気(私傷病)で会社を連続3日以上休むことになった場合、健康保険から傷病手当金が支給されます。

傷病手当金は給料の約67%の金額が、最長1年6ヶ月支給されます。

加入している健康保険が健康保険組合の場合、プラスアルファの給付金が支給される場合があります。

4. 厚生年金

①厚生年金保険料

厚生年金の保険料も会社が半分負担してくれています。

給与明細を見ていると高いと感じますが、それでも半額なのです。

②第3号被保険者

サラリーマンの配偶者で年収130万円未満の者は、国民年金の第3号被保険者となり、国民年金保険料が無料です。

フリーランスだと、配偶者が無収入でも、国民年金保険料を月額1万6,540円支払わなければなりません。

③ 障害厚生年金

サラリーマンになってからのケガや病気が原因で、一定の障害が残る場合、障害厚生年金が支給されます。

1級や2級に該当する場合、国民年金から障害基礎年金が、厚生年金から障害厚生年金が同時に支給されます。

そして、厚生年金にのみ、より軽い障害でも支給される3級という区分があります。

さらに、3級の程度に満たない障害でも、障害手当金が支給される場合があります。

社会保険を考えるキッカケに

今回はサラリーマンを対象とした社会保険制度のうち、おトク感のあるものを見てきました。

サラリーマンは税金も保険料も源泉徴収なので取られ放題です。

しかしその一方、意外に手厚い保障があるのです。

決して「サラリーマンの方が良いから辞めない方がいいよ」と言いたいわけではありません。

脱サラしてフリーランスになる前に、これらの保障のことも考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ
サラリーマンが対象の社会保険の制度
・雇用保険で失業手当、教育訓練給付金が支給されることも
・労災保険で様々な補償がある
・健康保険料の半額が会社負担
・健康保険には傷病手当金がある
・厚生年金保険料の半額が会社負担
・サラリーマンの配偶者の国民年金保険料が無料
・障害厚生年金には3級がある

今日も良い一日です。ありがとうございます。



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