なぜインデックス投資なのか?⑤

投資する

全世界に投資した場合のリターン

下の表はMSCI ACWIとMSCI Worldのリターンを示した表です。

(MSCI HPより引用)

MSCI ACWIのリターンのところを見ると1987年12月31日以来、23年間で年率7.88% (米ドルベース)のリターンを出しています。

過去の歴史から見れば、少しこの数字は良すぎるように思います。

おおむね年率5~7%のリターンが相当です。

ではこの真ん中あたりの6%で考えてみましょう。

年率6%のリターンとは、ざっくり言えば約12年で元本が倍になるリターンです。

例えば、

毎月5万円を30年積み立て、年率6%で運用すると、投資元本は1,800万円ですが運用資産は5,022万円となります。

これで準富裕層への仲間入りです。

運用益3,222万円から税金(所得税+地方税)20.315%を差し引いても、手元には4,368万円残ります。

出典:楽天証券つみたて簡単シミュレーション

もし、副業と節約で投資資金をねん出し、毎月10万円を30積み立て、年率6%で運用すると、投資元本は3,600万円ですが運用資産は1億円を超えます。

これで富裕層への仲間入りです。

運用益6,445万円から税金(所得税+地方税)20.315%を差し引いても、手元には8735万円残ります。

30年間積み立てた後、追加で積み立てを行わず、元本をさらに6%で3年間運用した場合、税引き後でも1億264万円ほどが手元に残ります。

出典:楽天証券つみたて簡単シミュレーション

複利の力と時間の力を味方につけた結果です。

23歳から積み立て、53歳まで元本を積み立て、56歳で上がりになります。

33年間なんて待てない、働き始めて10年後33歳の時にアーリーリタイヤしたい場合、月々3万6千円を10年間6%で運用すれば運用資産は5,000万円を超えます

しかし、その場合投資元本は3,672万円となります。

ちょっと普通のサラリーマンには難しい金額ですね。

副業で収入を増やし、支出をミニマイズすれば、ひょっとすると達成できるのかもしれません。

このように、インデックス投資は短い期間で大きく運用資産を増やしたいと言う夢はかなえられませんが、じっくりと時間を味方につけて運用資産を増やしていきたい、という目的には合っているものだと思います。

経済的自由を得るためのツールとして活用しないわけにはいきません。

毎年決まったリターンは出ない

投資初心者が気をつけなければいけない事は、年率6%のリターンといっても、毎年コンスタントに6%リターンが出るわけではないと言うことです。

アメリカの株式市場の研究では、株式の保有期間別の実質利回りは、

保有期間1年では+66.6%から-38.6%の範囲でリターンがブレるそうです。

もっと長期間で見てみると、

保有期間5年では+26.7%から-11.0%

保有期間10年では+16.9%から-4.1%

そして20年間保有すれば+12.6%から+1.0%となり常にプラスのリターンが得られます。

(これらの数字は、ジェレミー・シーゲル著「株式投資」日経BP社刊から引用)

このように、短期間の保有では一時的に30%を超える資産の下落は十分に考えられるのです。

この短期的な暴落の時に、慌てて株式投信を売ってしまうと、株式の長期的な資産形成はできません。

最初からあまり大きいリスクを取ると、株価急落時に心理的に耐えられなくなるので、自分のリスク許容度を考えた上で投資額を決めなければなりません。

株価の動きが心配で、夜もよく眠れないと言う状態は、リスクの取りすぎと言えるでしょう。

リスク許容度は人それぞれです。

その場合は、資産形成に時間はかかりますが、少しリスクを減らしてみたほうが良いでしょう。

まとめ
・全世界に投資した場合の年率リターンは5~7%である。
・毎月5万円を30年積み立て、年率6%で運用すると運用資産は5,022万円となる。
・毎月10万円を30積み立て、年率6%で運用すると運用資産は1億円を超える。
・インデックス投資は短い期間で大きく運用資産を増やすことはできないが、時間を味方につけて運用資産を増やすことはできる。
・株式投信の平均リターンは毎年コンスタントに出るものではない。
・リスクの許容度は人それぞれであるため、リスクの取りすぎに注意。

続きは「なぜインデックス投資なのか?⑥」で、

今日も良い一日です。ありがとうございます。

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