ファンド運用のウラ側~三菱UFJ国際投信によるブロガーミーティング

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11月5日に行われた三菱UFJ国際投信によるブロガーミーティングの資料が公開されました。

ちょっとマニアックなインデックスファンドに関するお話が出ていますのでご紹介します。

資料によるとインデックスファンドに関するパフォーマンス要因として、①対象ベンチマークの違い、②ファンドスキームの違い、③(投資先)ファンドの運用規模、④ファンドの資金動向、⑤コストがあるそうです。

以下それぞれについて見ていきましょう。

①対象ベンチマークの違い

全世界株式型の指標としてMSCI All Country World IndexとFTSE Global All Cap Indexがありますが、組み入れ銘柄数や投資規制国の銘柄を組み入れていることにより、インデックスファンドのベンチマークとの連動性に影響があるということです。

FTSE Global All Cap Indexはカバレッジが広く非常に組み入れ銘柄数が多くなっているため世界の株式市場全体の値動きを表していると言う利点があります。

反面、流動性の低い小型株も含まれているので、買いたい時に買えないと言うリスクも持ち合わせていて、ベンチマークとファンドの連動率が下がることもあるようです。

また投資家側とすれば、より全世界の株式の動きに連動するFTSE Global All Cap Indexの方が良さそうに思えますが、運用者側としては大型株や中型株が対象であるMSCI All Country World Indexの方がウォッチがしやすいというメリットがあるとのことです。

しかし、実際のパフォーマンスとしては、小型株による全体の影響は小さいので両者の差異はそれほど大きくないということです。

②ファンドスキーム

ファンドの投資形式つまり直接株式等に投資するか、ETFなどのファンドを通じて投資するかによってそれぞれ一長一短があるそうです。

直接売買するファンドが多いのは、ファンドマネージャーによる運用以外の要因を増加させないためだそうです。

楽天・バンガード全世界株式のように、ETF等のファンドを通じて間接的に投資する場合には、マーケットの調整時には、ETFの本質的価値から乖離した価格で取引されるため、ファンドがベンチマークから乖離する要因になるということです。

以前私もETFを売買していたことがあったので、言われてみればそうだなぁと納得しました。

③(投資先)ファンドの運用規模

ファンドの資産規模が小さいと、ベンチマークに合わせた銘柄購入が難しかったり、取引コストがファンドに与える影響が大きくなったりするそうです。

個人で分散投資しようとしても、コスト的に買えない銘柄があったりするのと同じなんですね。

④ファンドの資金動向

大きな資金の流出入があった場合、それに伴う取引コストが発生し、パフォーマンスへの影響があるということです。

定期的に定額で積み立て投資してくれるファンド保有者が多ければ、この影響は小さくすることができますね。

私たちファンド保有者もパフォーマンスに影響を与える可能性がある、ということは覚えておいたほうが良いです。

⑤コスト

信託報酬、監査費用、売買コストなどが高くなれば、その分リターンから差し引かれるので、ベンチマークとの乖離要因となるいうことです。

運用報告書でチェックを続けたい項目ですね。

各社ファンドのパフォーマンス

全世界株式型、先進国型、米国株式型、国内株式型の各社ファンドのパフォーマンス一覧も掲載されています。

私は全世界株式型に投資しているので、そのカテゴリーに注目しましたが、低コストファンド同士でも年率超過リターンにバラツキがあるのが良くわかりました。

その他の疑問も解消

ファンドの運用報告書に先物という記載があるのを見つけて、なぜなんだろうと疑問に思ったことがありました。

先物を使うことで手数料を安くすることができる反面、ベンチマークとの連動性を低下させてしまうというメリット・デメリットもこの資料には説明されていました。

また、ブロガーとのQ&Aも興味深かったです。

ファンドの適正規模についての質問に対する答えとしては、全世界型のインデックスファンドなど銘柄数の多いものになると、1,000億円程度の純資産総額があればベンチマークとの十分な連動性ができるそうです。

ファンドの併合について突っ込んだ質問もありましたが、いろいろと大人の事情があるようです。

その他にも参考になる情報が掲載されていますので、興味のある方はぜひ目を通してみてください。

(三菱UFJ国際投信 ブロガーミーティング 2020年11月5日 

資料1 blogger_meeting_2011.pdf (mufg.jp) 

資料2 blogger_meeting_2011_2.pdf (mufg.jp) )

全体を通じて、三菱UFJ国際投信の投資家に対する誠実な姿勢が読み取れて、eMaxis Slimファンドシリーズに期待が高まりました。

今日は良い一日です。ありがとうございます。



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