こんな節約やっていませんか
FIRE (経済的自由の達成)には支出の最適化(節約)が不可欠です。
しかし中には、あまりオススメできない節約法があります。
今回はやってはいけない節約法5つについて見ていきましょう。
1.食費を過剰に節約する
多くの人が一番先に思いつくのは食費の削減です。
たしかに家計に占める割合が大きいので、食費を削れば節約できます。
しかし栄養不足などが続くと、健康を損ない、かえって医療費の支出が増えてしまうということにもなりかねません。
もちろん収入が高く、明らかに食費が多すぎる場合もあります。
ちなみに、総務省統計局 「家計調査(2020)」によると、外食費を除く1ヶ月の食費の平均は、
1人世帯 2万9407円
2人世帯 5万1454円
3人世帯 6万1691円
4人世帯 7万1065円
5人世帯 7万7518円
となっています。
これ以上食費がかかっていれば、節約できる余地は十分残っています。
またFIREを目指す家計としては、これらの平均値だと少し高すぎるかなという印象です。
1人世帯なら2万円、2人世帯なら3~4万円、3人世帯は4~5万円、4~5人世帯ならば5~6万円ぐらいに抑えても、十分に栄養のある食事が摂れると思います。
2. 医療費を過剰に節約する
もちろん医療費の抑制は、国全体の課題であるので、無駄な受診は避けるべきです。
しかし、歯が痛いのに治療費がかかるからガマンするとか、体調がとても悪かったり、体の痛みが激しいのに病院に行かないでガマンすることはお勧めしません。
治療が遅れたために、入院や手術が必要となったり、治療に長期間を要したりと、かえって支出が大きくなることもあります。
日本の健康保険は素晴らしく、比較的少ない支出で優良な医療が受けられます。
多少の医療費は、健康を維持するための必要費だと割り切りましょう。
お金があっても健康でないと楽しく使えません。
3. 電気やガスをケチケチ節約する
見てないテレビを消したり、誰もいない部屋の電気を消したりすることは心がけても良いと思います。
しかしあまりに細かい節電などは、労多くして功少なしという場合が多かったりします。
一番手間がかからないのは、安い電力会社やガス会社に乗り換えてしまうことです。
例えば、楽天でんきならば、最安ではないものの楽天ポイントで電気料金が支払えるので、楽天のサービスを使っている方にとってはケチケチ節約する以上に支出がおさえられます。
一度、お住まいの地域の電力会社やガス会社の料金を比較してみることをお勧めします
4. 日用品の過剰なまとめ買い
日用品を特売でまとめ買いすることは、単価を計算すれば確かに節約になります。
しかし家にたくさんの在庫があると、人間ついつい無駄遣いしがちになってしまいます。
また使用期限のあるものは、その期限内に使いきれなかったりすることもあります。
さらに、トイレットペーパーなどのかさばるものだと、置いておく空間も必要となり、余計に家が狭く感じてしまいストレスも増えてしまいます。
まとめ買いをするとしても、ほどほどが良いでしょう。
5. 耐久性のない安いものを買う
私もついつい100円ショップなどでやってしまうことです。
「これが100円で買えるなんて」と思って買ったものは、たいてい耐久性が悪く、すぐ捨てることになります。
価格が安いだけで判断すると、買い直す回数が増えて、結局支出額が増えるということはよくあることです。
特に普段よく使うもの、例えばフライパンなどは、多少高くても良いものを買って、手入れをしておけば安いものよりも長持ちします。
高すぎるものも不要ですが、安すぎるものもすぐゴミになってしまうので、安物買いの銭失いにならないよう、よく見極めて買う必要があります。
まとめ
今回ご紹介しました「やってはいけない節約法」は、いずれも程度の問題です。
なんでも過ぎたるは及ばざるが如しということです。
適度な良い節約を続けつつ、早期にFIREを達成しましょう。
今日も良い一日です。ありがとうございます。
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